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お花の仕事についてちょっと解説

2022-10-22


花の仕事をしてみたい、お花の教室をしてみたいと思う人は多いと思います。
実際にはどんな仕事なのか、私は花業界で25年仕事をしてきたのでこの業界の仕組みや仕事の内容はほぼ知り尽くしてます。

花の仕事って実は色んなジャンルがあるのですよ。
ここでは主なものをご紹介いたします。

店舗での小売り販売

花の仕事というと誰もがまず思い浮かべるのがいわゆる「お花屋さん」だと思います。
花屋の仕事は主にこんな感じ

・生花や鉢物の仕入れ
・水揚げ、花(商品)の手入れ→仕入れの仕事は経験がある程度ないと難しい
・花の陳列
・水換え、店内やキーパー内の清掃
・注文品の制作→お客様に出せる商品が作れる技術が必要
・店頭のお客様の対応
・活け込みや配達など→車の運転が必須なので運転免許が必要
・値札つけや雑務、掃除

こうして見てみると分かる通り、技術が無いと花屋ではできる仕事があまり無いということです。

婚礼

結婚式に欠かせない物の一つがお花。
ウエディング業界での花の仕事は主にブーケの制作と会場装花です。
絶対に失敗が許されない仕事なので緊張感は半端ない。
その分喜んでもらえると苦労が吹っ飛んで最高に幸せな気持ちになれます。

ウエディングブーケの制作

・花嫁さんとの打ち合わせ
・デザイン作成
・花材出し、発注→私はここが一番大変だと思ってます
・制作(挙式前日)
・当日指定時間にお届け

会場装花制作

・新郎新婦との打ち合わせ
・デザイン作成
・花材出し、発注
・制作 3日前位から下準備、仕上げ前日、挙式当日披露宴前に搬入、セッティング
・披露宴終了後すぐに撤収

フラワースクール講師

「お花の先生を仕事にしたい」
こう思う人の多さにいつも驚かされてきました。
その気持ちにつけ込むかのように「初心者可、フラワー講師募集」という広告を出して実はそこの協会の生徒募集だったりする求人広告が今も昔もなぜかずっとある。
何でもそうだが「簡単にできる」「誰でも大丈夫」という甘いお誘いは裏があると思って!

・講師資格取得→無くても教えることはできる
・花屋などの現場経験→無いと人に花を教えるには知識が足りないと思います
・生徒集客→自営でする場合必ず必要
・スクールに所属する講師として活動→時給などで講師として働く
・自分の技術、知識向上のための勉強→常に自分自身のスキル向上が必要

葬儀

・依頼を受けたらすぐに対応できるお花を常にストック
・仕入れ
・事前に制作できるものは制作
・会場設営
・撤収