サクラ

サクラ
誕生花 4月1日
開花時期3月~4月
旬の季節 春
出回り時期 3月~4月(最盛期は4月)
花言葉「精神の美」「優美な女性」
種類別の花言葉
ソメイヨシノ「純潔」「優れた美人」
シダレザクラ「優美」「ごまかし」
サトザクラ、ヤエザクラ「豊かな教養」「善良な教育」「しとやか」
ヤマザクラ「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「淡白」「美麗」
フユザクラ「冷静」
カンザクラ「気まぐれ」
「精神の美」は、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントン(1732~1799)が子どものときに、父のサクラの木を切ってしまい、それを正直に告白したという話に由来します。
「優美な女性」の花言葉は、サクラのしとやかな美しさを女性にたとえたものです。
その他和名 桜(サクラ)
英名 Cherry blossom
分布  原産地 ヒマラヤ近郊、日本、中国など主に北半球の温帯
分類 バラ科 サクラ属
学名 Prunus spp.

サクラの名前の由来は諸説あります。「咲く」に複数を意味する「ら」を加えたもの、日本神話に登場する女神・木花咲耶姫(コノハナノサクヤビメ)のサクヤをとったもの、春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)である、といった説があります。

アメリカでは全米桜祭りで知られるポトマック河畔のサクラが有名ですが、これは1912年に当時の東京市長、尾崎行雄が日米友好を願いソメイヨシノ約3,000本を寄贈したものです。
その返礼としてアメリカから日本へハナミズキが贈られました。

日本では固有種・交配種を含め600種以上の品種が確認されています。
江戸末期に出現したソメイヨシノは、明治以降に全国各地に広まり、サクラの中で最も多く植えられた品種です。

ソメイヨシノ(染井吉野)

江戸末期から明治初期に江戸の染井村の造園師や植木職人によって育成されたソメイヨシノ。

観賞用サクラの代表種。花弁は5枚で葉が出る前に花が開きます。
開花時期: 3月中旬頃から

シダレザクラ(枝垂桜)

シダレザクラは、枝がやわらかく枝垂れるサクラの総称で品種もさまざまです。
ヤエベニシダレやベニシダレなどが有名です。
開花時期: 3月下旬頃から

ヤマザクラ(山桜)

日本の野生サクラの代表的な品種で和歌にも数多く詠まれています。
葉芽と花が同時に開くのでソメイヨシノと区別する際の特徴になります。

「吉野の桜」とは本来この山桜を指し、日本の象徴とされたサクラです。
開花時期: 3月~4月頃(同じ場所に育つものでも開花時期に一週間程度のずれがあります)

ヤエザクラ(八重桜)

ヤエザクラは、八重咲きになるサクラの総称で品種もさまざまです。
カンザン、フゲンゾウ、ヤエベニシダレなどが有名です。
また、ヤエザクラは、野生のヤマザクラに対して、人里に咲くサクラということからサトザクラ(里桜)とも呼ばれます。
開花時期: 多くの品種は、ソメイヨシノに比べて開花期が1~2週間ほど遅い

フユザクラ(冬桜)

初冬と春に開花する栽培種の一種でコバザクラ(小葉桜)ともいわれます。
花は中輪、白から淡いピンク色で一重咲きです。
開花時期: 11月~12月と翌年4月上旬の年2回

カンザクラ(寒桜)

暖地では1月中旬頃から花が咲きだす栽培種でアタミザクラ(熱海桜)もその一種。
花は小輪、ピンク色で一重咲きです。
開花時期: 1月~3月頃

花びらが5枚までのものを一重咲き、5~10枚のものを半八重咲き、10枚以上のものを八重咲きといいます。
また、花びらが多く一枚一枚が細長いものを菊咲きといいます。

枝からはなれて咲く
同じサクラ属のモモやウメは花柄が短く枝につくように咲きますが、サクラは長い花柄があり、枝からはなれて咲くのが特徴です。

葉桜

ソメイヨシノなどは葉が展開する前に花が咲きます。
花の散りごろに葉が混ざって生えた状態から初夏過ぎまでを葉桜といいます。

休眠打破

サクラは花芽をつくると葉で休眠ホルモンをつくって休眠します。
一定の寒さにより休眠が打破され、その後暖かくなり始めると開花を迎えます。





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